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発芝総経理「ここの料理は口に合うか心配でしたが意外とイケますね」
中郡総経理「いやほんとう、これが庶民的な味なんでしょうね」
発芝総経理は対面に座る中郡総経理のコップへ緑色のボトルの18天台湾生啤酒(ビール)を注ぎました。そこへ花枝丸(イカ団子)と揚げた大腸包蔥(ネギのモツ巻き)が運ばれてきました。
発芝「ビール空いちゃいましたね、もう1本いきますか」
空き瓶を足元のトレイに入れると、席を立って冷蔵庫から自分でビールを持ってきました。
先日ワイズ経営塾の新任編を卒業したお二人は千葉県出身、30代後半、独身同士ということで交流が深まりました。いつもは日本風の居酒屋や少し洒落た中華レストランへ行くのですが、今日は発芝総経理の提案で台湾式居酒屋を試したく台北郊外の「超鮮百元快炒」店にいます。
発芝(仮名)氏は特殊塗料を輸入販売するA塗料公司、中郡(仮名)氏は物流自動化設備を製造販売するK工程公司です。共に昨年4月に赴任されました。無我夢中だった1年目を終えて、やっと落ちついたところ。本格的に台湾法人の経営を担ってゆく同志です。
■経営と管理の違い
発芝「ぼくは北関東支店の営業課長でしたが、まさか台湾に来るとは一欠片も思っていませんでした。本社へ呼び出されると台湾行きの辞令を渡されました」
ここでビールを飲み干すと続けます。
発芝「唖然としていると”台湾法人の社長だぞ!謹んで受けるように”と言われて開いた口が更に広がりました」
中郡「それは突拍子のない」
ケラケラと笑っています。
発芝「子会社の社長といわれてもピンときません。ぼくは管理する範囲が広がる程度にしか考えていませんでした」
二人は口を揃えます。「それは全くの誤解でした」。そのことを経営塾新任編を終えて腹の底から解ったのでした。
■心に刻んだ言葉
中郡「私も経営企画の課長に過ぎませんでしたので共感を覚えます。これまでの仕事は経営陣から示された戦略を具現化することでした。これはある程度イメージが固まったところからのスタートです。ところが経営者は何もないZEROから何かを生み出さなければならない」
発芝「ぼくらは、経営塾新任編で大切なことを幾つも教わりましたね」
中郡「講師の”経営は芸術”の言葉の奥深さに感銘を受けました」
運ばれてきた料理を頂きながら暫く回想を巡らしました。
発芝「これ(豆苗)シャキシャキで美味しいですよ!」
中郡「こちら(地瓜葉)はネットリ感が絶妙です」
すでにお店は満席になっていました。
宇都宮武則
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