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第112話 初めてのDXをkintoneで始めてみましょう。25回目「経営者の決断のお話(4)」


コラム 経営 作成日:2025年6月3日

経営者が踏み出す”かんたんDX”

第112話 初めてのDXをkintoneで始めてみましょう。25回目「経営者の決断のお話(4)」

記事番号:T00122027

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■デジタル活用

 3人は駐在期間中に成し遂げたいテーマで盛り上がっています。

発芝「成し遂げたいコトは…」。思いついたことを言いました。「コスト、時間、ストレスのムダを省く業務効率化によって利益拡大できるだろうか?DX化という話題を聞いたことがあります」。

中郡「DXですか。社内のデジタル化などは経験も知識も無いものですから、はなっから考えていませんでした」。

 白河は知ったかぶりをしながら「デジタル化は有りだと思うよ。しかしね、いきなりDXまでたどり着くことはないね。効率化のためにデジタル技術を活用するってことだな」

 実は白河総経理は経営塾で講師にDXの相談をした経験があったのでした。そのときの知識で白河総経理はDXについて語り始めました。

■DXを語る

 これから話すことは、実はセミナーなどで聴いたDXに関する知識の切り売りだったのですが、それを知らない2人は感心しながら聞き入っています。

白河「まず知ってほしいのはDXとはなんぞや?ということ」

中郡「我が社は物流自動化設備を手掛けていますので、私の感覚では何もかもがデジタル通信で繋がるようなこと。だと考えてます」

 白河総経理は発芝総経理の顔を伺う。

発芝「はっきり言って、いわゆるシステム化との違いがわかりません」と正直に答えました。

白河「そこだよ、そこ。システム化との違いさ」

 白河はなるべく自分が知っている知識から話題がそれないように気をつけながら会話を進めます。

白河「デジタル通信やシステム化は手段の一つ。本来の目的は様々なデジタル技術を使ってビジネスモデルや組織を改革したり、企業の競争優位性を高めることなんだ」と力強く話します。

発芝「単なるシステム化や自動化ではないんですね」

白河「簡単な話をしよう。例えば見積書は手書きですか?」

発芝「いいえ、エクセルで作らせています。それをメールで上司へ送って承認されたら、お客様へPDFにしてメールで送っています」

白河「そうだね。手書きからエクセルに変わったのがデジタル化だと考えて」

 発芝総経理はうなずきました。

白河「エクセルに代わって、仮に見積作成アプリがあるとするよ。このアプリで見積書を作成して『申請』ボタンを押すと上司へ送られる。上司が『承認』ボタンを押したら自分に「『承認されました』が通知される。作成した見積書は総経理へも共有される。こうなるとシステム化です」

 発芝は「そういうことか!」と言いました。

宇都宮武則

宇都宮武則

ワイズコンサルティング社システム室長兼ワイズシステム社チーフシステムエンジニア

 前職ではIT企業の副総経理を努め、50社以上のシステム構築に携わる。2015年よりワイズコンサルティングに入社し、社内ではITに関するドラえもんと呼ばれている。クライアントのIT課題に豊富な経験を活かしたソリューションを提案している。SAP HANA導入コンサルから、リーズナブルなシステム化までクライアントの要望に対応が可能。(言語)日本語◎・中国語△

経営者が踏み出す”かんたんDX”

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