日本と台湾のビジネスに対する考え方の違い2


コラム 経営 台湾事情 作成日:2006年8月28日

台湾経営マニュアル 日台相違

日本と台湾のビジネスに対する考え方の違い2

記事番号:T00000149


私は起業間もない頃、尊敬する日本人と台湾人両方の経営者から、ビジネスに対するアドバイスを頂きました。

●日本人経営者Kさん

「よく言われる事だが商売の本質とは信用を売ることだ。貴方が自分のビジネスで大きな成功を得ようと思うなら、起業して10年は利益を追求するより信用を得ることに努力しなさい。

大変な事であるが、10年間信用を売っていれば、その後はお客様が貴方のビジネスを成長させてくれる。

また、若くして儲けるとろくな事にならない。色々な人を見てきたが30代で儲けた人は40代で失敗し、40代で儲けた人は50代で失敗する。50代で成功すればそのまま引退できるので失敗を経験せずに済む……」

●台湾人経営者Cさん

「一生懸命やって儲けることは誰にでも出来る。これはビジネスではあるけれど経営ではない。貴方は経営者になったのだから楽をして儲ける方法を考えなさい。但し、株等のマネーゲームには絶対手を出してはいけない。マネーゲームに成功すると短期間でお金持ちになれるが、長くは続かない。私の周りの多くの人達は、マネーゲームで短期的に大成功をおさめながら短期間で消えていった。うちが長く成長を続けてゆけるのもマネーゲームにはいっさい手を着けなかったからだ。あくまでも本業で楽が出来る方法を考えるのが経営だ……」

両者とも当たり前の事の様ですが、経験からくる経営哲学のせいか言葉に重みが感じられます。

職業柄独立前から同じ様な話は多く聞いてきましたが、当事者になってみると両者の言葉は琴線に
触れ、私の経営哲学の指針とさせて頂いています。

さて、ビジネスに対する考え方の話題に戻りますが、両者ともに共通することは、「長期的視野に立っている」ことです。

一見台湾人はビジネスを短期的に考えている様に思いますが、成功している経営者達は短期の成功を追わず、長期的な発展を考えているのです。

この点については、日本・台湾に関わらず共通の原則ではないでしょうか?
 
ワイズコンサルティング 吉本康志

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