コラム

記事番号:T00000160
2006年8月28日0:00

● 台湾のマーケティングの特徴5「市場」

おおよその業種にとって、台湾は市場規模が小さく、かつ市場も成熟している業種が多いため、今後大きな発展は望めません。

日本人台湾人を問わず、台湾で経営をする経営者の皆さんに「市場が拡大しないので、これ以上の成長は不可能」「景気が悪いから…」というお話をお伺い致します。

環境を嘆いている経営者達は将来確実に負け組となり、環境に挑戦している経営者の方達から勝ち組が生まれてくるのです。

● 林森のスナックの経営環境

林森(台北の繁華街)のスナックの経営環境は年々厳しさを増している。

日本人駐在員の減少、接待交際費の削減等で市場規模の縮小が止まらないのに加え、お客に好かれる若い小姐(ここではホステスの意味)の独立による新規参入が後を絶たない。

経営に悩むママさん(経営者)達のタイプは大きく5つにわかれる。

1. 環境を嘆くが、何もしないタイプ
2. 廃業を考えるタイプ
3. 新しい企画やサービスを考えるタイプ
4. 飲食業等の新規事業を考えるタイプ
5. 中国移転を考えるタイプ

1と2は情熱が無くなっているので、どうにもならないが、3~4のタイプは情熱が残っているので救いようがあるかもしれない。

一番手っ取り早いのが3であるが、良い企画やサービスを考えても直ぐに真似されるので、良い企画やサービスを次々と生み出す仕組みを見つけださなければ、一時凌ぎで終ってしまう。

4を選択し、成功している人は殆どが飲食業関係なので多大な資金が必要。

5は知らない土地なのでリスクは高く、同じく資金が必要。

もし皆さんがママさんでしたらどのタイプを選びますか?

私がママなら、もし自分が20代なら3を選び、30代以上なら4を選びます。

例えばこんなのはどうでしょう?

スナックの売上は小姐の善し悪しに左右される事が多いので、良い小姐を真っ先に囲い込む方法を考えます。

簡単に言えば、林森地域(スナック、飲食業)に絞った人材紹介/派遣事業を行うのです。

まず、どうせ自分の店用に求人広告を出す訳ですから、その中で自店のコンセプトと合わない女性を近所の店に無料で紹介してあげます。

もし紹介した女性の評判が良ければ、口コミで紹介してほしい店が増えてくる筈です。

最終的には有料化(紹介料or会員制)にすることでビジネスになれば結構ですし、例えビジネスにならなくとも、この地区で働きたい人達が一番最初に声をかけてくる様になれば、大成功です。

多少の労力は必要かもしれませんが、新しい店を開くよりはリスクが少ないと思うのですが…

● 台湾で勝つマーケティング

「市場規模は知恵を使う事で無限に広がる」
 
ワイズコンサルティング 吉本康志