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第14回 台湾の「尾牙」事情


コラム 台湾事情 作成日:2010年1月25日

こっそり予習、管理部門の豆知識 総務・会計

第14回 台湾の「尾牙」事情

記事番号:T00020558

 
 台湾のお正月は、新暦よりも旧暦でお祝いするのが一般的です。旧正月(春節)前のこの時期は忘年会「尾牙」のシーズンで、今年は1月をピークに、2月中旬の旧正月直前まで続きます。社長から鶏料理の皿の頭を向けられた社員は「年明け以降は出勤に及ばず」と告げられたことを意味するいう、古くからの有名な風習は今ではほとんどなくなり、尾牙は「一年間お疲れさま」と社員をねぎうために盛大に行われます。

 企業文化によって異なりますが、会社全体で開催するのが一般的で、社員の家族や取引業者、顧客らを招待し、にぎやかにやることも多いようです。

 管理部は早め早めの機敏な動きが求められます。特に尾牙シーズンに入ってからでは、レストランやホテルなどの宴会場はどこも予約でいっぱいになってしまっているので、早めに予約を入れておきたいものです。弊社は昨年、会場の予約がどこも満杯でなかなか決まらないという苦い経験をしたので、今年は12月中旬に台北101ビルの85階にあるレストランを押さえました(^_^)v

プレゼントは現金より景品
 
 尾牙では抽選会が催されることが多く、お年玉や自社商品を景品にしたりします。

 取引先の会社の尾牙に参加する場合、参加費用はほとんどが無料ですが、ご祝儀や抽選会のプレゼントを持参することが習慣となっています。これが意外と厄介で、何を持参するか悩むものです。社員に喜ばれるのはやはり「現金」かと思われますが、金額が分かりにくく見栄えの良い景品を用意することが無難なもようです。今の時代、一般的な家電製品や商品券は以前ほど魅力的とは映らず、ノートパソコンやスマートフォンなどの3C製品の方が喜ばれるようです。

 このほか、海外旅行の往復チケット、一獲千金を狙っての宝くじ券なども奇抜で良いかもしれません。せっかくなので誠意が伝わり、喜ばれるプレゼント選びをしたいものです。

 「今年一番ゲットしたい忘年会のプレゼント」ランキングはこちら→http://www.ys-consulting.com.tw/search/index.php?action=1&tno=20381 (陳小姐的のトレンド情報)

弊社のイベントは…
 
 自分の会社のことで恐縮ですが、弊社の尾牙では、MVP社員選びや優勝賞金付きの球技大会といったイベントを行っています。

 MVP社員は、社員同士で1年間のパフォーマンスを評価し合って選びます。このおかげで、普段から他の社員の仕事により関心を持てるようになっています。球技大会は、普段忙しくてコミュニケーション不足になりがちな社員たちの潤滑剤になってます。

 毎年お決まりのカラオケ、バンド演奏に少し飽きてしまったら、他社は尾牙でどのような催し物をやっているのか、参考にするのも良いかもしれませんね。
 
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