台湾での起業成功法(その3)


コラム 経営 台湾事情 作成日:2006年8月28日

台湾経営マニュアル 起業成功法

台湾での起業成功法(その3)

記事番号:T00000058


● 「人脈はあてになるか?」

よく「人脈は大切にしろ」と言われますが、私自身は人脈に頼ったビジネスを行って成功した人はあまり見たことがありません。

ここで言う、人脈に頼ったビジネスとは「人脈に商売を売ろう」「人脈を利用して仕事を貰おう」「人脈を利用して仕事をこなそう」等を言ってます。

私自身も、創業時は人脈を利用してなんとかビジネスにならないかと試行錯誤してみましたが、全くビジネスになりませんでした。

人脈を利用することを諦めて、自分一人でやろうと決心してからビジネスが少しずつ軌道にのってきたような気がします。

人脈に頼らなくなったきっかけは、以前ある雑誌で何度もビジネスに失敗し、現在は成功している経営者の話を読んだことです。

それには「独立起業するということは、大きな船の上から海へ飛び降りたのと同じだ。

最初は木片等の掴まることが出来る物を探しているが、いつまでも探していると溺れてしまう。

自分の力と勘で泳ぎ始める決意をした者が生き残れる」と書いてあり、この時私は初めて自分の力で泳ぎ出そうと決意したのです。(「誰かが助けてくれるのでは」「誰かが手を差し伸べてくれるかもしれない」という期待はいっさいしなくなりました)

● 事例3:「人脈に頼ったビジネス」

Cさんは台湾で現地法人の總経理を経験し、この度独立起業した。

Cさんはこの業界及び、台湾での経験は豊富で、日本・台湾に豊富な人脈を持っていた。

独立に際し、以前務めていた日本の本社からも、台湾でのビジネスを任せるとの口約束を貰っていた。

また、台湾の人脈からは「Cさんが独立するなら仕事を紹介しますよ」と何人からも言われていた。


…独立1年後

Cさんの会社の売上は、Cさんがサラリーマン時代の給料を下回っており、会社は窮地に立たされていた。

あてにしていた日本の本社との契約はのびのびとなっていて、未だ仕事の目処が立たない。

台湾人の人脈からは、小さく面倒な仕事は紹介を受けるものの、値切られて利益率は段々低くなってきている。

いつになったらサラリーマン時代の収入を得られるのだろう…

● 解説

起業したての経営者に「△△とは古い友人だ」「○○という人脈がある」「私のバックには□□会社がついている」というお話をよくお聞きしますが、これらのお話しをされている間、私は殆ど話を聞いていません。

なぜならば、この手の話は幾ら聞いていても、時間の無駄だと思っているからです。

貴方(会社)に何が出来るのかという話にならなければ、お手伝いしても無意味なのです。

● セルフチェック3

「貴方のビジネスは人脈をあてにしなくても成り立ちますか?」
 
ワイズコンサルティング 吉本康志

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