誰も教えない起業失敗の方程式(その3)


コラム 経営 台湾事情 作成日:2006年8月28日

台湾経営マニュアル 起業失敗方程式

誰も教えない起業失敗の方程式(その3)

記事番号:T00000073


起業家には言ってはいけない言葉があります。

私も全てを知っているわけではないのですが、過去に何度も経験しジンクスとして理解しているものの中から一部をご紹介いたします。

● 事例:起業家同士の会話「儲かっている」

起業家A「最近どう?」

起業家B「あまりよくないですね~」

起業家A「そう、大変そうだね」

起業家B「おたくは?」

起業家A「うちは今絶好調! この前も大型案件があちらから飛び込んできたし・・・ 社員たちも毎日遅くまで残業してもらっているよ」

起業家B「・・・」

3ヶ月後

起業家B「最近も忙しいのでしょう?」

起業家A「この前、会った後から急に仕事が入らなくなって、今はいいけれど、今後半年は厳しくなりそう」

起業家B「そう、・・・この前、言うと妬みと取られると思って言わなかったけど、儲かっているとはあまり他人に言わない方が良いよ」

起業家A「どうして? 悪い人たちが寄ってくるから?」

起業家B「それもあるかもしれないけれど、それよりもツキが何故か逃げてゆくのだよ。苦労している分、うまくいき始めると嬉しくなり、誰かに喜びをわかってもらいたくて、言ってしまいがちだけれど、気をつけた方が良いよ。」

起業家A「そう言えば確かに・・・」


● 経営者の禁句

経営コンサルタントとして非科学的な事はあまりご紹介したくないのですが、事例にある様に「儲かっている」「絶好調」等は口にすると、何故か急に勢いがなくなってきます。

聞いた相手が、「儲かっている」と口にした人を直接邪魔しているわけではないのですが、何故かツキか下降するのです。

色々工夫をし苦労と努力を重ねてきただけ、誰かと喜びを共有したいのはわかるのですが、他人の成功を聞かされて一緒に喜んでくれる人は、社員や家族だけだと思います。

他人ですと普段どれだけ親しくつきあっていても、必ず妬みが出てきます。

妬みパワーが蓄積し超自然現象を起こすのかどうかはわかりませんが、なるべく言わない方が得策のようです。

ですから私は本人の為を想って「儲かっている」という話を聞いても「聞かなかった」ことにし、すぐ話題を変える様にしています。

私自身の事業がうまくいっている時には、家族や社員と喜びを分かち合うか、何も言わずに友達を誘い奢る様にしています。(自分では一緒に祝杯を挙げているつもりです)

これらを考えると関西人の良く使う「儲りまっか~」「ぼちぼちでんな~」という挨拶は商売の本場ならではのノウハウだと考えてしまいます。
 
ワイズコンサルティング 吉本康志

台湾経営マニュアル起業失敗方程式

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