第31回 飲食チェーンの課題解決にもキントーン(4)


コラム 経営 2019年10月29日

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第31回 飲食チェーンの課題解決にもキントーン(4)

記事番号:T00086584

<登場人物>
ワイズシステム総経理 宇都宮武則

本コラムの筆者です。

台湾S電工 山田新一総経理
1978年千葉県生まれ、上場企業S電工の営業企画課長から2018年に台湾S電工の総経理として初めての海外

 山田総経理と宇都宮の2人は、台北でラーメンチェーン8店を構える里中董事長のオフィスにおります。

 先日作成した「クレーム処理報告」アプリに続き、その後に打ち合わせをしたkintone(キントーン)の3つのアプリが出来上がったのでお披露目に来たのでした。

 里中董事長から依頼のあった3つのアプリは、「小口現金収支報告表」、備品購入や修繕などの「費用申請」、スタッフの「休暇申請」です。

 今回は、店舗の「小口現金収支報告表」を紹介いたします。

 原作のアプリは中国語で表示されていますが、使用者に合わせて、日本語に自動的に言語が切り替わるように設定できます。kintoneにはこのような便利機能もあります。

エクセルからアプリ入力へ

 店舗には、店長の判断で使うことのできる小口現金を預けてあります。これまでは、小口現金を使うたびにExcel(エクセル)へ記録し、それを翌月初に本部へメールしていました。

/date/2019/10/29/31A_2.jpg図A エクセル画面

 本部では、送られてきたエクセルを印刷してから承認のために上司へ回覧していきます。全ての承認が終わったら回収して店ごとのバインダーで保管しています。

/date/2019/10/29/31B_2.jpg図B 入力画面

山田「レイアウトは、今までのエクセルと同じです。もちろん集計も自動的に行えます」

里中「使い慣れたレイアウトのままで安心しました」

山田「試しに私が店舗となりまして入力をしてみましょう」

 そう言うと、里中董事長に入力するところを見せました。

 隣に座っている宇都宮は、「私の方は本部です。どうぞご覧ください。店舗で入力した結果がこのように表示されます」

 山田総経理が3店舗分を入力すると、直ちに宇都宮の方の一覧に表示されました。

/date/2019/10/29/31C_2.jpg図C 一覧画面

里中「本部では全店舗が見えてよいのですが、各店舗では他の店舗も見えてしまいますか?」

山田「そこは心配ありません。自店舗しか見えないように権限を設定できます」

里中「なるほど、毎月の入力が済んだら本部で印刷して承認すればよいのですね」

山田「いえいえ、印刷の必要はありません。入力が済めば続けて承認も行えるようにしてあります」

里中「そのようなこともできるのですか。なんと便利な」

山田「ここに『申請する』ボタンがありますよね」と、左上を示しました。「ここを押して上長への申請を行います」

/date/2019/10/29/31D_2.jpg図D 申請ボタン

 このような流れです。入力が済んだ状態は「未申請」→店舗から「申請する」ボタンを押すと「上長確認中」となります→上長が承認をすると「承認済」となります。

/date/2019/10/29/31E_2.jpg図E 申請一覧

里中「印刷もバインダーへつづる必要もない!?」。目を見開くと「またまた、担当者要らないですなあ」と、笑い始めたのでした。

 私たちもつられて笑いました。

宇都宮武則

宇都宮武則

コンサルタント

ITベンダーにてプロジェクトマネージャとして50社以上のシステム構築に携わりました。ITに関わるお悩み事を幅広くサポートいたします。ワイズシステム総経理。

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