ワイズコンサルティング・グループ

記事番号：T00086093

＜登場人物＞
ワイズシステム総経理　宇都宮武則
本コラムの筆者です。

台湾Ｓ電工　山田新一総経理
1978年千葉県生まれ、上場企業Ｓ電工の営業企画課長から2018年に台湾Ｓ電工の総経理として初めての海外駐在。好奇心旺盛で何にでも興味を持つが長続きしないらしい。２児のパパ、趣味は車で家族旅行。

メーカーと技術者をマッチング

　台湾Ｓ電工の会議室、大型モニターに映し出された「化学材料マッチングサイト・Alchemy（アルケミー）」（https://alchemy.ys-consulting.com.tw）を見ています。「アルケミー」は、化学メーカーの持つ技術や製品と、それらを探している技術者をマッチングして、新しい分野への技術応用や新材料の開発といったビジネス機会を創造する弊社ワイズの新しいサービスです。

図Ａ　化学材料マッチングサイト「アルケミー」https://alchemy.ys-consulting.com.tw/yscItem/hpage

　ウェブサイトに使われるデータベースといえばMySQLが知られていますが、この「アルケミー」のデータベースにはサイボウズのkintone（キントーン）を使っているという話をしています。

　kintoneを使えば、ＪＡＶＡなどのプログラムの知識がなくても、収集したデータはドラッグ＆ドロップの操作で閲覧画面を作ったり、集計してグラフにしたり、簡単に加工できます。

　７つあるkintoneのアプリのうち既に上から３つを説明し終えたところでした。

図Ｂ　kintoneのアプリ

山田「なるほど、アプリ自体は、僕のよく知っているkintoneです。『お問い合わせ』の下にあるアプリは何ですか？」

宇都宮「このサービスでは、自社の持つ技術や製品の情報を掲載する化学メーカー様と、その情報を必要とする技術者をマッチングさせます。そこで化学メーカー様は、自社ページへログインして技術情報をサイトへ登録します」

山田「各社に情報を登録するページが用意されているのですね」

宇都宮「例えば、この『Account』のアプリですが、ログインするアカウント情報を管理しています。登録されていないアカウントはログインできません」

山田「そういうことですか」

図Ｃ　Accountアプリ

宇都宮「その下の『Company』はこのサービスに情報を提供されている企業様の情報です」

山田「このウェブサイトに必要な情報がkintone上で一元管理されているのですね」。

　３杯目の台湾蜜香紅茶を飲み干すと、フウーと一呼吸置いて「そうそう、この前、子どもの遠足で知り合った方が化学メーカーの総経理でした。この『アルケミー』を紹介してもよいですか？」

宇都宮「それはありがたいです」

山田「では、詳しく『アルケミー』について教えてもらってもよいでしょうか？」

宇都宮「もちろんです」

　山田総経理はスマートフォンで居酒屋「ふじこ」からの今日のお薦めチャットを確認すると「そろそろ腹も減ってきましたので、場所を変えましょう」と語りました。

宇都宮「言うまでもなく『ふじこ』ですね。今日のお薦めはなんですか？」

山田「絲瓜（ヘチマ）ですって。トロトロになるまで煮たものが好物でして…、それをご飯に掛ければ、何杯でも食べられます」と自慢げに言いました。

宇都宮「何杯でもいけるのはご飯じゃあなくて生ビールの方じゃあないですか？」

　２人は片付けを済ませると、にこやかに会議室を離れたのでした。

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