ワイズコンサルティング・グループ

記事番号：T00092946

＜登場人物＞
ワイズシステム副総経理　宇都宮武則
本コラムの筆者です。

台湾Ｓ電工　山田新一総経理
1978年千葉県生まれ、上場企業Ｓ電工の営業企画課長から2018年に台湾Ｓ電工の総経理として初めての海外駐在。

　Excel（エクセル）の業務、紙の申請書、見積書、業務日報、報告書、顧客管理など、定型業務の効率化はkintone（キントーン）にお任せください。

採用面接もkintoneで

　いつもの居酒屋「ふじこ」、お決まりの一番奥のテーブル。山田総経理と宇都宮は、今日のお薦め「黒豚のもつ鍋」を挟んで向かい合って座っています。女将さんが鍋の加減を見ながら、もつを入れてくれます。

山田：日本ではお目にかかれない珍しい部位が含まれていますね。

女将：そうなんですよ、お客様から高雄の岡山にあるお店を紹介されまして試食に伺いました。もつの種類とそれぞれの独特な食感に一目惚れしてしまいました。

山田：女将さんに一目惚れされるなんて、うらやましいブタさんですなあ。

　山田総経理は生ビールをグイッと飲み干すと宇都宮の方を向きました。

山田：宇都宮さんの協力のおかげでシステム化が進んでおります。上半期の決算報告の際にも担当役員からシステム化が大いに評価されましたよ。

宇都宮：それは何よりです。山田総経理の実行力のたまものだと思ってますよ。

山田：そこで今日は採用面接に使うkintoneのアプリについてご相談させてください。

宇都宮：どうぞ。

メモ帳レベルを卒業

山田：人事担当者にkintoneで作らせてはみたもののメモ帳に毛が生えた程度の出来栄えなんです。

　そう言いながら、スマートフォンでアプリを見せてくれました。

宇都宮：確かに単なる記録帳ですね。

山田：そこで、宇都宮さんと相談しながら完成させたいのです。

宇都宮：分かりました。

山田：明日の晩はお時間取れますか？

　宇都宮はスマホでスケジュールを確認すると「19時半にお伺いします」と答えました。

女将：ふたをします。３分したら出来上がりますのでお召し上がりください。

山田：いやあ～、待ちどおしい３分だなあ。今のうちに生ビールのお代わりだあ。

　この日の２人は、もつ鍋をつつきながら豚について熱く語り尽くしました。

フローチャートで方向性確認

　翌日、Ｓ電工の会議室。２人は、ホワイトボードを使って面接の流れを整理しています。

　山田総経理が採用までの流れを説明します。

１．応募が来ると人事担当者が書類審査を行います。

２．書類審査に合格すると人事担当者が面接を行います。

３．人事面接に合格すると次は部所の責任者（経理クラス）との面接を行います。

４．部所面接に合格すると総経理に採用を打診します。

５．総経理が承認すれば採用決定です。

　宇都宮は面接のフローチャートを描きました。（図Ａ）

図Ａ　面接のフローチャート図

山田：そのとおりです。

宇都宮：面接管理アプリを作成するさいには、このように記録場所を３つに分けると使いやすいです。

　ホワイトボードにイメージを描きました。（図Ｂ）

図Ｂ　面接管理アプリのイメージ

山田：なるほど。方向性が見えました。早速アプリ作りに取り掛かりましょうか。

　宇都宮は右手の人差指を立てて見せると言いました。

宇都宮：もう一工夫しましょう！

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