ワイズコンサルティング・グループ

記事番号：T00093328

＜登場人物＞
ワイズシステム副総経理　宇都宮武則
本コラムの筆者です。

台湾Ｓ電工　山田新一総経理
1978年千葉県生まれ、上場企業Ｓ電工の営業企画課長から2018年に台湾Ｓ電工の総経理として初めての海外駐在。

　Excel（エクセル）の業務、紙の申請書、見積書、業務日報、報告書、顧客管理など定型業務の効率化はkintone（キントーン）にお任せください。

面接者に通知可能に

　山田総経理と宇都宮は土曜日の午後、ワイズコンサルティングの会議室で面接管理アプリを作成しています。

　面接管理アプリは「画面」と「ワークフロー」から成り、一つ目の「画面」が出来上がりました。

　二つ目は「ワークフロー」です。これまでは部所面接に合格すると、紙の「採用申請用紙」に記入し、総経理宛に申請を行っていましたが、この申請を「ワークフロー」に組み込むことができます。（図Ａ）

図Ａ　面接のワークフロー図

　人事担当者は面接者にその都度、面接日を告げる必要がありましたが、kintone上で面接者に通知が送れるようになります。

宇都宮：それでは、設定から「プロセス管理」を選んで開いてください。

　山田総経理が「プロセス管理」の画面を開きました。手元の操作が大型ディスプレイに映し出されています。（図Ｂ）

図Ｂ　プロセス管理

宇都宮：「プロセス管理」の「ステータス」がワークフロー図の「人事面接→部所面接→採用申請中→採用／不採用」に相当します。

山田：なるほど、それであらかじめワークフロー図を作っておいたのですか。これなら間違えようがありません。

宇都宮：はい。では設定してください。

山田：最初が「人事面接」で、その下に「部所面接」以降を順番に登録すればよいのですよね。

宇都宮：その通りです。

　「ステータス」の設定ができました。（図Ｃ）

図Ｃ　ステータスを入力

山田：次は「ステータス」の下にある「プロセス」ですね。なんだか複雑そうですね。（図Ｄ）

図Ｄ　プロセスの入力画面

処理状況を表示

宇都宮：この「プロセス」は、「人事担当者、部所責任者、総経理」が選ぶ動作によって、「ステータス」をどのように変化させるかを設定します。

　宇都宮がアクションの説明を始めました。

宇都宮：「アクション実行前のステータス」があります。この場合は「ステータス」の状態は「未処理」ですね。

山田：はい。

宇都宮：プロセス管理を行いますと画面に「アクション名（ボタン名）」というボタンが表示されます。この場合は「処理開始」のボタンが表示されます。

山田：なるほど。

宇都宮：この「処理開始」ボタンを押すと「実行後のステータス」の「処理中」に変わります。

　説明をしながらホワイトボードに書きました。

ステータス＝未処理

→「処理開始」ボタンを押す

→ステータス＝処理中

山田：「処理開始」ボタンを押すことで「ステータス」が変わるのですね。

宇都宮：「ステータス」がどのように変わるかは、先ほどのワークフロー図を見れば分かりますよ。

山田：ワークフロー図の再登場ですね！

　そう言いながら、大型ディスプレイにワークフロー図を映し出して考え始めました。

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