記事番号:T00095542
<登場人物>
ワイズシステム副総経理 宇都宮武則
本コラムの筆者です。
台湾S電工 山田新一総経理
1978年千葉県生まれ、上場企業S電工の営業企画課長から2018年に台湾S電工の総経理として初めての海外駐在。2児のパパ、趣味は車で家族旅行。
業務効率化のお手伝いを致します。すぐに導入できて成果の上がる各種ソリューション(例:営業管理、人事労務管理、販売管理、在庫管理ほか)をご用意しております。
アプリ同士のひも付け
台湾S電工の会議室で、山田総経理と管理部の劉さんが高雄の協力会社A社との間で保守業務を管理するための業務アプリ作りをしています。
部材マスタができましたので、残りは入出庫と在庫管理のアプリ作りです。
山田:さて、入出庫アプリですが、入庫はわが社から部材が届いたときに部材置き場のスタッフが入力します。
劉:出庫も部材置き場のスタッフが入力しますか?
山田:最初はそのように考えましたが、実際に消費する保守担当者が入力する方が正確です。そこで保守依頼報告アプリとひも付くよう改造しようと思います。
劉:なるほど、保守担当者が保守報告を記入するタイミングで出庫を入力するのですね。
山田:はい、そうなると保守依頼報告とのひも付けが必要となりますので、このようなイメージです。
山田総経理は、モニターに入出庫アプリのイメージ図を映しました。
劉:分かりました。早速作ってみます。
入出庫アプリは10分ほどで出来上がりました。入庫時は入庫数を入力するだけです。(図A)
図A 入出庫アプリ 入庫時のイメージ図
出庫時はどの保守依頼で使用したか分かるように「出庫時に記入」の項目を設けて保守依頼報告とひも付けています。(図B)
図B 入出庫アプリ 出庫時のイメージ図
山田:では保守依頼報告の方も改造しましょう。改造点は二つになりますが、分かりますか?
劉さんはしばらく考えると、
劉:一つ目は入出庫アプリに移動するための「出庫入力」ボタンの追加です。(図C)
図C 保守依頼報告にボタンを追加
山田:そうですね。
劉:二つ目は入力された出庫情報を「使用部材」として表示します。(図D)
図D 出庫情報を表示
山田:はい、正解です。保守報告を記入する時にボタンで出庫入力へ移動できると運用が便利です。そして出庫を入力すると自動的に保守報告にも記載されるという仕組みです。
劉さんは保守依頼報告アプリを改良し始めました。
サイボウズのkintone(キントーン)の使い易さの一つは、作って、使って、改良して、というふうに業務内容に合わせて柔軟に改修することができる点です。
出来上がると、山田総経理が動作確認を行いました。
山田:想定通りにできましたね。
劉:はい。
山田:保守担当者は作業が終わると現場でスマートフォンから報告を入力することも想定されますので、スマホでも試してもらえますか?(図E)
図E スマホでの画面
劉:スマホから試しました。スマホからですと音声入力もできますので、パソコンから入力するよりも使い易いかもしれません。
kintoneの使い易さにスマホでも使える点があります。スマホ用に別途アプリを用意しなくても、作成したアプリがそのままスマホで使いやすいレイアウトで表示されます。
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宇都宮武則
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