記事番号:T00096184
<登場人物>
ワイズシステム副総経理 宇都宮武則
本コラムの筆者です。
台湾S電工 山田新一総経理
1978年千葉県生まれ、上場企業S電工の営業企画課長から2018年に台湾S電工の総経理として初めての海外駐在。2児のパパ、趣味は車で家族旅行。
ペーパーレスや業務改善による効率化をお手伝いします。短期間で導入できる各種ソリューション(申請承認フロー、脱エクセル化、社内情報共有、事務作業省力化など)をご用意しております。
実棚数をスマホで入力
台湾S電工の会議室に、山田総経理と顧客サポート部業務課の崔課長、管理部の劉さん、協力会社の営業推進部の王課長、そして宇都宮の5人が集まっています。劉さんがプレゼンテーターとなって、保守業務を管理するためのkintone(キントーン)のアプリを運用する崔課長と王課長に説明しています。
在庫の話が済んだ後、王課長から棚卸しのやり方について質問が出ました。
崔:王課長、在庫は毎月棚卸しをして数量を報告してくださいよ。
王:そうですな。劉さんへ質問ですが棚卸しはどうやりますか?
山田総経理は棚卸しの運用については、詳しく劉さんに説明していませんでした。自分が説明しようと腰を浮かせましたが、劉さんが説明を始めたので任せてみようと腰を掛け直しました。
隣の宇都宮も山田総経理の動作を見てコトを察しました。
劉:在庫アプリには棚卸しの項目がありますので、ここへ入力します。(図A)
図A 在庫アプリの棚卸しの項目
崔:部材置き場で実棚数を数えながらスマートフォンで入力できますね。
王:なるほど。棚卸表を印刷して持ち歩く必要はないのですな。
劉:入力の結果は在庫アプリの一覧画面の「棚卸表」で、確認できます。(図B)CSVに出力することもできます。
図B 在庫アプリの一覧表示
入出庫アプリで差益損を調整
崔:王課長の棚卸し作業が終わり、私が棚卸しの差益損を確定しましたら、理論上の在庫数を実棚数に合わせる必要があります。それはどうやりますか?
劉:入出庫アプリから「実棚調整」として差異を入力します。例えば、このLED-505は実棚数が3個少ないので、3個の出庫として入力します。
実際に入出庫アプリを操作してみせました。(図C)
図C 入出庫アプリで出庫を入力
山田総経理は劉さんが棚卸しの運用を上手に説明できたことに胸をなで下ろしました。
宇都宮:劉さん努力家ですね。
山田:いや、ほんとに。
劉:では、もう一度在庫アプリを見てみましょう。
モニターに映し出された在庫アプリ上では、実棚調整による出庫が3個記録されており、在庫数が実棚数に合っていることが確認できました。(図D)
図D 実棚調整による出庫の記録
劉:いかがでしょうか?
崔:よ~く、分かりました。
王:よく出来ています。
その後、1時間ほどで全ての説明と質疑応答が無事に終了しました。
王:kintoneって言いましたっけ?便利なサービスがあるものですね。高雄と台北が簡単につなげられて、こうやってお互いの管理を行えるなんて。
崔:もっと複雑なシステムを想像していましたが、操作が簡単で安心しました。
王:これなら担当者たちにも説明しやすいです。これだけのアプリを短期間で総経理がお作りになったのですか?
山田:いえいえ、アプリ作りは、ほとんど劉に任せました。
王:劉さんはもうかなりの使い手のようですね。
宇都宮:弊社にスカウトしようかなあ。
山田:ダメダメ、それは勘弁してくださいよ~。
皆で大笑いしました。
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宇都宮武則
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