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駐在員人生考10(サラリーマンへの途 その5)


コラム 経営 台湾事情 作成日:2006年8月28日

台湾経営マニュアル 台湾駐在員編

駐在員人生考10(サラリーマンへの途 その5)

記事番号:T00000111


● 駐在員人生考 まとめ

昨日の夜、3歳の下の息子から「パパ、逢いたいよ~」と電話を貰いました。

私は上の息子が1歳の時に事業をはじめましたので、当初は経済力が無く、上の子と下の子に年齢差があります。

家族は台北に住んでいるのですが、ここ2ヶ月ばかり会っていませんし、少なくとも今後1ヶ月は
会えそうにもありません。

昨年は8月の夏休みに上の息子を連れて二人で北海道旅行をしましたが、その後は旧正月に日本に帰る時まで息子に会えませんでした。

では、私はどこに住んでいるのかといいますと… 会社に住んでいます。

仕事柄、徹夜等で夜遅くに仕事をしていることが多いので、現在の場所にオフィスを引っ越す時に、総経理室(社長室)の奥にもう一部屋プライベートルームを用意し、そこに住んでいるのです。

家族との関係が悪いのかな?と想像される方もいらっしゃるでしょうが、夫婦関係は良く、家族関係も非常に良い状況です。

いつも私が家に帰ると玄関で二人の息子は私に飛びついてきて、熱烈な大歓迎を受けます。

その後、下の子は冷蔵庫からビールを、上の子はタバコとライターと灰皿を持ってきてくれます。

女房は私の帰りに間に合う様に、腕を振るって私の好物を料理してくれています。

酔って寝ている時に、体が何かムズムズするので見てみると、二人の息子が私の足の虫さされ等に綿棒で薬を塗っていたりします。

家内はたぶん普段から息子達に私の事を言って聞かせているのでしょうが、二人とも素直でやさしい息子達です。

クリスマスイブと家内の誕生日だけは息子達を家内の実家に預け、内助の功に感謝の意味を込め二人でワインを傾けながら、プレゼントを渡す様にしています。

時間が無いのと、仕事のテンションが下がるのを嫌って、家族には2~3ヶ月に1~2度しか会えませんが、社員と社員の家族、クライアント企業からのプロジェクトをお預かりしていますので、自分の要望の為にそれらを犠牲にするわけにはいかないのです。

昔から不器用な性格で、「やるのだったらとことんやる」「やらないのだったらとことんやらない」と中途半端が嫌いな性格なのです。

ですから、いつまで続くかわかりませんが、今は趣味も家庭も健康も犠牲にして仕事を優先しています。

思えば、若い頃から起業するつもりでしたが、以前働いていた会社で台湾に駐在したために、人生が大きく変わってしまいました。

しかし、例え今後どの様になったとしても、精一杯やった結果ですので後悔はしません。

もし、何かの事情で、現在の会社を続けられなくなったとしたら、再就職や再チャレンジは行わず、地元北海道に帰り、収入は少なくとも、のんびりとプライベートを重視した生き方をしたいと思います。

一生に一度の人生に、後悔はしないために…

 
ワイズコンサルティング 吉本康志

台湾経営マニュアル台湾駐在員編

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