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コンサルタントの裏話 その7


コラム 経営 作成日:2006年8月28日

台湾経営マニュアル コンサル裏話

コンサルタントの裏話 その7

記事番号:T00000128


● 人には言えないコンサルタントの悩み3

<業務上の悩み>

知らない方から突然メールで「台湾の○×業界の賃金水準を知りたい」「△□法ではこの様に定められているが、実際はどうなっているのか?」とお問い合わせを頂く事が一番困ります。

弊社と取引関係の有る企業であれば、二つ返事でお受けするのですが、全く取引関係の無い企業の場合はどうして良いのか困ってしまいます。

と言いますのも、弊社にはお答えする義務は全くありませんが、お断りすると「サービスの悪い会社だ」と言われそうですし、時間をかけて調べても多くはお礼の一言もありません。(この類のメールは大抵が横柄な書き方をしている)

コンサルタントの仕事は

1. 経営課題や問題解決、リサーチ、制度導入等のプロジェクト
2. 企業内研修や公開セミナー等の講演
3. 調査レポートや情報の執筆
4. 経営相談

と大きく4種類に分けられますが全て有料でご依頼頂いております。

その他に弊社では「労務顧問会員」というサービスで、HP上で日本語で労務情報を提供したり、メールでの相談を承るサービスを提供しております。

但し全て有料で行っているかと言いますと、例えばマーケティングリサーチの依頼を頂いているクライアントから「別件だけど、ちょっと調べてくれる~」と甘えた声で言われるとサービスとして調べます。

ですが、取引の無い方からメールで一方的に送られてくる質問はどう対処して良いのかが大きな問題なのです。

「無料では答えられません」というのもドライ過ぎますし、できる事を「できません」と言うのもプライドが許しません。

かと言って調べて教えてあげるのにも「有料でサービスを受けているクライアントに申し訳ない」「無料で答えてくれるという噂が広まり、沢山質問がきても困る」(過去にそういう事があった)

電話ならともかく、メールですと多くは「どこまで調べれば良いのか」がわからず、こちらから連絡をとって詳細をお伺いする必要があるのですが、無料でそこまで労力と時間を使わなければならないのでしょうか?

一番の問題は無料でも「専門家の解答」と受け取られる事です。

弊社もコンサルティングがビジネスでなければ、例え間違っていたとしても許されるのでしょうが、「大体の解答」は即答できても、「専門家の解答」にする為には根拠や資料等多くの時間がかかるのが普通です。

お酒を飲まないと気弱な私に、誰か良い方法が有れば教えて頂きたく存じます。
 
ワイズコンサルティング 吉本康志

台湾経営マニュアルコンサル裏話

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