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台湾人から見た日系企業5


コラム 経営 台湾事情 作成日:2006年8月28日

台湾経営マニュアル 日系企業

台湾人から見た日系企業5

記事番号:T00000135


日系企業をあまり知らない20~30代の女性数人(森に住んでいる小姐ではない普通のOLや学生)にグループインタビューをした結果をご報告致します。

1. 日系企業の悪いイメージ

●「女性は出世できなさそう」

「一生お茶汲みをさせられそう」「毎日コピーばかりさせられそう」「出世は男性優位」等の意見がありました。

私も毎朝会社の小姐にコーヒーを入れてもらっていますが、彼女もやっぱりそう思っているのでしょうか?

●「いやらしそう」

「お尻を触られそう」「下ネタを平気で言いそう」「スカートの中を覗かれそう」等の意見が大変多く「日系企業=セクハラ」のイメージが強い様です。

中には「日本人はハッキリスケベだけど台湾人はムッツリスケベ」という意見も有りました。

最近セクシャルハラスメントに関する法律も整いつつありますので、内外にアピールする為にも、この辺の対処を、本腰を入れてやる必要がありそうです。

●「残業が多そう」

実際は台湾の企業の方が残業は多く、日系企業は今でも定時で退勤している社員が多いのですが、外から見る限りではそうではないようです。

●「毎日お酒を飲まなければならない」

「よく接待をしなくてはならない」「お酒の飲めない人は出世しない」等日本人は毎日お酒を飲んでいるイメージが強い様です。(再度申し上げますが、インタビュー対象者は森に住んでいる小姐ではない)

私も毎日飲んでいますが、けして人に(社員に)強制はしてないつもりなのですが…気をつけます。

●「出世が遅そう」

「年功序列」「台湾人は出世出来ない」「女性は出世しない」というイメージが強い様です。中には、大学の教授(日本語学科)に「日系企業では絶対働くな。働いても出世しない。」と何度も言われたという人もいました。

この日本語学科の教授は日本企業に何か恨みでも有るのでしょうか?

●「規則が厳しい」

「日本人は小さな事にうるさい」「細かい規則が多そう」等の意見が有りました。確かに台湾人と比べるとそうですが、逆にそれが日本人の良いところだと私は思っているのですが、如何でしょうか?

某日系企業での従業員アンケート結果では「現在も厳しいが、更に厳しくしてほしい」との要望の方が多くありました。
 
ワイズコンサルティング 吉本康志

台湾経営マニュアル日系企業

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