外部ブレインの上手な使い方(コンサルタント編3)


コラム 経営 台湾事情 作成日:2006年8月28日

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外部ブレインの上手な使い方(コンサルタント編3)

記事番号:T00000142


●役に立つコンサルタントの見分け方

「さすがコンサルタント、話が上手ですね。」と言われることがよくあるのですが、実はコンサルティングスキルと話の上手さは全く関係ないのです。

今回は口だけのコンサルタントに騙されない方法を紹介します。

1. 企画書で見分ける

(1) 企画書の厚さ

筆者も経験が有るのですが、経験が少なかったり、深く考える習慣がなかったりすると企画書は33~5枚位で終わってしまいます。

厚ければ良いものでは無いが、企画書の厚さと真剣度は比例する傾向にあります。

(2) オリジナリティー

個別の課題に対して、どういうソリューションを提供するのかに全く触れていない企画書は、業務案内に過ぎません。

個別課題をどれだけ検討したかが、オリジナリティーとして表れてきます。

2. コンサルティングフィーで見分ける

(1) フィーの計算方法

コンサルティングフィー計算の方法は大きく分けて2種類有ります。

「ビリングレート×工数」で計算する方法(工数比例法)と、「実施後の成果」を算出し、そこから計算する方法(成果報酬法)です。

正当なファームやコンサルタントは、ほとんど工数比例法で計算している。

(2) フィーの支払い方法

コンサルタントに「全額前払い」を要求されたらコンサルティングを断ることをお勧めします。

プロジェクトの進行状況により分割で支払う事により、クライアントも品質が確かめられるし、コンサルタントもモチベーションが持続するのです。

全額前払いを要求するということは、品質に自信がない等前払いにしてもらわないと困る理由が存在すると思った方が賢明です。

3. 執筆・セミナー等で見分ける

(1) 執筆やセミナーはプロモーション

執筆原稿や論文、セミナー等で実力を見ずにコンサルティング依頼をするのは危険です。

また、怪しいコンサルタントはこの様なプロモーション活動をほとんど行わず、紹介や訪問のみでクライアントディベロップメントを行う傾向があります。

執筆やセミナーに参加してレベルや品質を見極めてから依頼する事をお勧めします。

(2) 内容で見分ける

元マッキンゼイの大前研一氏は筆者の尊敬するコンサルタントの一人ですが、大前氏の最近の著書は政治や経済がメインになっており、多分既に経済評論家になってしまったのでしょう。

船井総合研究所の船井幸夫氏も以前は斬新な経営ノウハウを開発していましたが、最近は既に経営コンサルタントとは言えない。

4. こんなコンサルタントは困る

(1) 「正露丸コンサルタント」

自分の得意な手法やコンセプトで、どんな問題にも常に1つのソリューションで解決しようとするコンサルタントです。

例えば、どの様な課題でも教育訓練で解決しようとする等。

本人は真剣にためになっていると信じているので、悪気がない分始末が悪い場合があります。

(2) 「先生コンサルタント」

教育訓練や簡単なアドバイスをしているクライアントには「先生」と呼ばれることが多く、難易度の高いコンサルティングを提供しているクライアントからは「先生」とは呼ばれず「さん」付けで呼ばれます。

コンサルタントは教える事が仕事ではなく、プロブレムゾルビン(問題解決)が仕事なので、「先生」と呼ぶのはおかしいと思います。

また神様のお告げの様に「私の言う通りにすれば間違い無い」というコンサルタントもいますが、この様な人は占い屋の方が適職かも?
 
ワイズコンサルティング 吉本康志

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