外部ブレインの上手な使い方(会計士編1)


コラム 経営 台湾事情 作成日:2006年8月28日

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外部ブレインの上手な使い方(会計士編1)

記事番号:T00000144


●会計士の秘密

1. 日本人会計士の秘密

台湾には日系の大手会計士事務所が全て進出してきています。

ほとんどの会計士事務所では日本人駐在員は居ますが、台湾では日本での会計士の資格は認められません。

ですから日本人会計士は、アドバイスはする事は出来ても実際の会計監査業務は出来ないのです。

これは皆さんご存じだと思いますが、日本の会計士の資格を持たない人も、中には居るのです。(違法ではない)

私の知り合いにも、某会計士事務所で働く事になった日本人がいます。

入社して3ヶ月位で、会計の事は何も知らない頃だったのですが「○○先生」と呼ばれてアドバイスをしていました。(とても心配‥‥)

会計士事務所に勤めているから会計士とは限りませんのでご注意を。(ちなみに現在の彼は色々と勉強して「先生」と呼ばれるに値する能力を保有しています。) 

逆に日本で会計士の資格を持っていても、台湾に来て努力していない会計士は担当を変えて貰った方が良いでしょう。

会計士が努力しているか、していないかを見分けるポイントは、ズバリ、中国語が読めるかどうかです。

会計・税法関連法規は日本語版が有ったとしても、中国語が読めなければ、最新情報のアップデートは遅くなり、また詳しく解釈できるまでには時間がかかります。

2. 台湾人会計士の秘密

現在、台湾ではほとんどの業種で独資での投資が認められているので、今後発生する可能性は低いですが、以前こんな会計士がいました。

クライアント企業で、遙か昔に台湾に投資する際、台湾人の会計士から「独資では投資できませんので、私が少額ですが投資致します。」と言われ、会計士にも投資をしてもらいました。

最近になり「独資にしたいので株を買い取りたい」と日系企業が申し出て○億元で会計士の株を買い取る事になりました。

後からわかった事ですが、最初に投資する時点でも既に独資での投資は認められていたそうです。

台湾人は公正を売り物とする会計士という職業もビジネスにしてしまうというお話でした。

台湾人会計士の話をもう一つご紹介致します。

わが社がサービスを受けている会計士事務所は、個人の会計士が営んでいる事務所で、日本語は全く通用しませんが、その分安く非常に親切です。

私も日本では経理や税法の資格を持っているので、税金の計算など概略は想像がつきますので、何度か会計士に相談に行っていました。

所長(女性)に「こうしたらもっと税金は安くならないのですか?」と聞いてみると「そうですね。新しい条例が出来ましたので、こうするともっと安くなりますよ」と節税(決して脱税ではない)の提案をしてくれます。

新しい些細な事でも良く知っているので、てっきり優秀な会計士だと思っていたら、実は会計士に名義を借りているだけのただのおばさんでした。

ちなみにこの事務所では所長以外は商業学校卒業の小姐しか居ないのですが、事務所に行く度に事務所が大きくなっており、前回訪問した時はビルの1フロアー全てを借りていました。
 
ワイズコンサルティング 吉本康志

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