コラム

記事番号:T00000093
2006年8月28日0:00

●金銭問題

台湾人は日本人よりお金持ちが多い様な気がします。

若い男性でも結婚する前に家と車を持っている人が多いですし、家に招かれても私の実家より劣る家具や応接セットは見た事がありません。

日本だと「30万円貸して」とはなかなか言えませんが、台湾ですと「10万元貸して」と頼むと結構気軽に貸してくれたりするのです。

今回はそんなお金に関するトラブルをご紹介します。

● 「ちょっとお金かして その1」

数年前道を歩いていると「あ、あなた!」と見知らぬ男性に呼び止められました。

「私ですよ覚えていませんか?」と聞かれ、

「すみません、どちら様ですか?」と怪訝に聞き返えした。

「貴方先月海外に出たでしょう?私はその時貴方の入国検査をした者ですよ。」

「そ・そ・それはどうも…」

「えーとあなたのお名前は確か…」

「…吉本です」

「あ、吉本さん、そうそう思い出しました。」

「私は有名人に知り合いが多くてね~」と彼は日本と台湾の有名人達の名刺をトランプの要に広げ、私に見せびらかすのでした。(だいぶ古そうな名刺ばかりでしたが…)

「吉本さんも、宜しければ、名刺を一枚頂けますか?」と言われ、ついつい一枚渡してしました。

「今度、近くに行ったら遊びに行きますよ」と言われ「変な奴」と思いながらも、その日は別れたのでした。

数日後…

会社で私を指名した電話があり、出てみると「先日お会いした○○です。近くに来ていますのでお伺いしてもよろしいですか?」と聞かれたのです。

断って出入国の際に嫌がらせをされても嫌だったので、「少しなら…」と訪問を受ける事にしました。

その後数回彼は訪問してきたのですが、いつも「有名人の知り合いが多くて…」と他愛ない話題をし、直ぐに帰っていたのであまり気に留めていませんでした。

ある日、いつもの様に訪問を受けたところで、彼はこう言ってきたのです。

「今日、有名人の××さんが台湾に来ているので、これからご馳走するのですが、空港に財布を忘れてきてしまいました。明日必ずお返ししますので10万元貸してくれませんか?」

…なるほど、こういうオチだったのか…


私は騙し易そうに見えるのか、台湾に来たばかりの頃も、とても親切にしてくれる同僚がいて、いつも感謝していたのですが、1ヶ月後、「財産証明を取る為に必要なので、すぐ返すので100万元この口座に入金してもらえますか?」と言われた事があります。

「そんな金は無い」と断ると「親からでも借りて金を作ってほしい」と粘られ、最終的には10万元まで値引きしてくれたのですが、結局貸さなかったことがありました。

最近は少なくなってきた様に感じていたのですが、先日知り合いで騙された人が居ましたのでご参考まで…
 
ワイズコンサルティング 吉本康志