台湾駐在員が巻き込まれ易いトラブル(その10)


コラム 台湾事情 2006年8月28日

台湾経営マニュアル 台湾駐在員編

台湾駐在員が巻き込まれ易いトラブル(その10)

記事番号:T00000101


● 自動車事故

私は車が大好きで、日本に居た頃には結構車にお金をつぎ込んでいました。

しかし台湾では絶対に車を買わないと決めており、将来リタイヤした頃にでも故郷の北海道に戻り、カーライフを楽しもうと考えています。

台湾で車を買わないのは「駐車場が無い」「車や駐車場が高い」「車が傷つく」等の理由もあるのですが、一番の理由は「事故処理」に不安があるからです。

● Aさん(日本人駐在員)の場合

Aさんは車で交差点を渡っているとき、横から猛スピードで信号無視の車が突っ込んで来た。

Aさんは重傷で3ヶ月の入院生活をおくり、車は全損となってしまった。

会社の管理部の人が加害者と警察に行って話し合ったが「本人はお金がなくて保険に入っていないので払えないというのだからそうなのだろう」と掛け合ってはくれなかった。

また加害者側も「お金がないので、おたくの保険で処理してほしい」の一点張りである。

結局加害者側は一度も見舞いにも来なく、慰謝料も全く払わなかった。

● タクシー運転手Bさん(台湾人)の場合

Bさんがお客(私)を乗せタクシーを運転していると、目の前でひき逃げを目撃した。

周りには人通りが無く、被害者は倒れていたため、運転手は「悪いね」と私を降ろし(料金は受け取らなかった)、被害者をタクシーに乗せて病院へ運んだ。(私は一応名刺を渡してその場を離れた)

その後、病院で被害者は意識を取り戻した。

周りの人の「犯人を見ましたか」との問いかけに「私は鮮明に覚えている、この人に間違いない」と連れてきたタクシー運転手を指差した。

運転手は警察に連行され、留置されることになった。

後日警察から私に連絡があり出頭し、目撃者として証言をした為、運転手は無事に釈放されることになった。

親切が仇となった事例であるが、もし運転手が私と連絡がつかなかった、或はお客を乗せていなかったらと思うと・・・

● 自動車事故の対処の仕方

1. 証人となってくれる目撃者の連絡先を確保する。
2. 相手の身分証明書を見せてもらい書き写す。
3. 相手の連絡先を聞く。
4. 警察に連絡し、証拠をとる。
5. カメラ等が有れば自分でも現場の写真を撮る。
6. 事故現場では絶対相手に謝らない。
7. 保険会社に連絡する。
8. 言い争いはしない。

海外におけるリスク管理は、「自分の身は自分で守る」につきるのではないでしょうか?
 
ワイズコンサルティング 吉本康志

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