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台湾10年間の移り変わり(生活編1)


コラム 台湾事情 作成日:2006年8月28日

台湾経営マニュアル 台湾駐在員編

台湾10年間の移り変わり(生活編1)

記事番号:T00000117


●はじめに

今回から「台湾10年間の移り変わり」についてご紹介してゆこうと思います。

10年前と現在を比較する事により、これからの台湾を予測する上で参考にして頂ければ幸いです。

● 私の10年間

1995年と言えばすぐ最近の事に感じるのは、年をとった証拠でしょうか?

当時の私は経営コンサルティングファームの駐在員として台湾に駐在5年目で、いつか日本へ帰任する日を夢見る独身サラリーマンでした。

それから現在までの10年間は、私の人生の中でもたぶん一番大きな変化のあった時期だと思います。

私の中での10年間の5大事件は以下の通りです。(上から順に重要)

1.結婚

40歳までは独身でいるつもりでしたが、台湾小姐に騙されて(?)29歳で結婚する事になってしまいました。

独身貴族の自由と引き換えに、暖かく幸せな?(少々引っかかりますが)家庭を持つ事ができました。

2.出産

当然、自分で産んだわけではありませんが、家内が元気な男の子を二人も産んでくれました。

周りの人達には長男と私はそっくりと言われますので、父親に似て将来きっといい男となる(?)事でしょう。

3.創業時代の苦労

社長になると楽にたくさんの収入を得られると思いましたが、実際に自分でやってみて「社長の給
料は努力の割に多くない」ということにはじめて気づきました。

昨日、創業の頃からの友人で同じ頃から会社をやっている日本人と久しぶりに一緒に朝方まで語りあかしました。

お互い創業の頃は苦労したのですが、面白可笑しく想い出を語り、更なる発展を誓い合いました。

但し、あの時の苦労は二度と味わいたくないものです。

4.921大地震

1999年の9月21日は丁度台中に居ましたので、震源地の近くで大地震を経験し、この世の終わりかと思いました。

パニックというものを初めて目の前で見ましたし、死を覚悟した時は怖くないという事がわかりました。

5.会社退職と起業

常に組織に属していた私にとって、初めて家族以外の組織に属さなくなるというのは、勇気のいる決断でした。

以前勤務していた会社に不満は無かったのですが、気がついたら辞表を出していました。

辞表を出す前に本社の専務に電話で退職を告げた瞬間、目の前が真っ暗になり、立ち上がれなくなった事を覚えています。

…以上が私個人の10年間の5大事件ですが、私を取り巻く台湾の環境も10年間で大きく変化しました。
 
ワイズコンサルティング 吉本康志

台湾経営マニュアル台湾駐在員編

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