記事番号:T00000118
● 女性の変化
その国や地域の状況を短かい時間で把握するには、街を歩いている女性を観察するに
限ります。
お断りしておりますが、決して趣味ではなくコンサルタントとして消費力や消費行動
を把握する為の観察です。
そこで今回は10年前と現在の台湾人女性の変化についてご紹介してゆきます。
● 容姿関連
私の好みはさておき、一般的に一言で言うと、台湾(台北?)の女性は「綺麗になった」
と言えます。
どの様に変わったかと言いますと、
1.髪の毛がきれいになった?
10年前はロングにしていた人が多かったですが、現在ではショートにしている人が増え
てきています。
色も黒髪だったのが、今では多くの女性が茶髪にしています。
また髪質にも気を使う様になってきています。
以上が髪の毛がきれいに(美しく)なったところですが、違う意味できれいになった
のは、「毎日髪を洗う人が増えた」ところです。
以前はロングヘアーの端を鼻のところに持ってきてクンクンと臭いを嗅いでいる女性
をよく見かけましたが、最近は中国に行かなければ見かけなくなりました。
2.ファッション
一番大きな違いは男性にとっては寂しい事なのですが、10年前はミニスカートの女性
が多かったのが、最近はほとんどの女性がパンツルックになってしまった事です。
台湾に駐在したての頃道を歩いていると、素晴らしく足のきれいな女性を見かけ
たことがありました。
この女性はロングヘアーで、当時は珍しかったスーツを着こなしていましたので、
「是非一度お顔を拝ませて頂きたい」と思い、彼女を追い越して、信号でなにげ
なく振り向いてみたところ…
な、な、なんと、ゴジラの様な顔をした50~60歳位の女性だったのです。
急に日射病になったのかと思うほどのめまいに襲われ、倒れそうになった当時の
状況を今でも鮮明に覚えています。
台湾に来た当時は、「なぜ台湾の女性は体型の凹凸が少なく、足の綺麗な人が多
いのだろう」と考えていました。
・ 日本と違い性生活が乱れていないので、ホルモンの分泌が少ない
・ 食生活が貧しく、栄養が行き渡らない
・ 遺伝
の3つの仮説を立てましたが、10年後の今考えるとどうやら、2番目の仮説が正
解だったようです。
先日も家内(ショートヘアー)と家内の妹(ショートヘアー)、義理の母(ロン
グヘアー)の3人が私と義理の父の前を歩いていた時の事です。
義理の父が突然「俺の老婆(奥さんの意味)の後ろ姿が一番美人に見えるだろ」
と私に自慢していましたが、まさしくその通りでした。
ロングヘアー、ミニスカートで足の綺麗な後ろ美人にはお気をつけ下さい…
ワイズコンサルティング 吉本康志