台湾人の3Mとは?


コラム 台湾事情 作成日:2006年8月28日

台湾経営マニュアル 台湾駐在初級編

台湾人の3Mとは?

記事番号:T00000088


● 事例:台湾人はやる気がない?

松本總経理は、台湾駐在1年目で最近少しずつ中国語がわかるようになってきた。

自分からも積極的に現地社員に中国語で話し、発音が可笑しいと笑われながらも中国語を貫くことで意志疎通できるレベルになったのだ。

発音で笑われると恥ずかしさから強く印象に残るために、少しずつ正確な発音になってゆくらしい。

最近聞いていると台湾人は「没~」という表現を多く使っているのに気がついた。

引継の際に前任者から「台湾人の3Mには気をつけろ」と言われていたが、当時はわからなかったものの、最近少しずつ「なるほどな~」と思うようになってきた。

前任者から言われていた3Mとは「没(有)関係」「没(有)問題」「没(有)方法」の3種類であったが、以前はどうしてこれらに注意しなければならないのか感覚的に理解出来なかった。

例えば社員に「○○は期日に間に合う様に納品できるか?」と聞くと、即座に「没(有)問題」(問題有りません)と答えが返ってくる。

しかし「どの様な経過になっているか?先方と確認は取ったか?」等と深く尋ねると、本人は何もしていないが、先方から特にクレームが来ないから大丈夫との事である。

案の定、納期が遅れて多大な損失になりそうなので、「何か対策はないか?」と尋ねた瞬間に「没有方法」(仕方ないの意味)と両手を上に向けて広げ、首を振りながら言ってくる。

この仕草を見て「こいつ、本当にやる気はあるのか?」ときれそうになったことも多々ある。

更に次の日、日本から来ている役員がホテルに宿泊し、朝ホテルに迎えに上がり、館内電話で「○○さんに繋いで下さい。」と中国語で言うと、「見つかりません」と20分も待たされた挙げ句に「我没有方法」と言われ頭にきてた。

フロントに掛け合ったら、フロントでも探しきれずに更に10分も待たされた挙げ句「没有方法」と言われ、「ふざけるな!」とホテルのロビーで大声を張り上げてしまった。

● 解説:深く考える習慣が無い人が多い

中国語     日本語
台湾人の3M 没(有)関係   関係ない・気にしないで
没(有)問題   問題ない・大丈夫
没(有)方法   仕方ない・方法は無い

台湾人のよく使う注意すべき「3M」は上記の通りで、会話の中によく出てくるので、中国語は話せるが習慣を知らないと誤解する場合が多い。

「没(有)関係」「没(有)問題」等と言われて信じていると痛い目に遭う。

そして最終的には「没(有)方法」で、一気にこの問題にケリをつけようとする。

「没(有)問題」と聞いたら事例にある納品のケースのように「どの様な対策をしたのか裏を取る」ことが大切で、「対策は取ってあるのだろう」と考えてはいけない。

「没(有)方法」と言われても深く考えずに言っているだけなので、一緒に対策を練ることにより多くは「有方法」(方法は有るの意味)と変わる。

3Mは日本人が直接聞いてしまうと頭に来ることが多いので注意して下さい。
 
ワイズコンサルティング 吉本康志

駐在員必須!【日本語で台湾ビジネスニュースと緊急速報が届く】
チャットによる速報&緊急ニュース配信サービス「ワイズニュース速報版」を無料提供中。
✔ 台湾のビジネス情報が平日昼に日本語で届きます。
✔ 台湾で起こった重大事件や事故、災害情報を日本語で即座にお届けします。

【ワイズニュース速報版のご利用方法】
1.パソコンからビジネスチャットChatwork(チャットワーク)にご登録ください。
こちらから無料で登録できます。

2.スマホ用アプリは下記よりダウンロードしてください。
iPhoneはこちらをクリック
Androidはこちらをクリック

3.「ワイズニュース速報版」へご登録ください。無料です。
こちらから登録できます。

 

台湾経営マニュアル台湾駐在初級編

情報セキュリティ資格を取得しています

台湾のコンサルティングファーム初のISO27001(情報セキュリティ管理の国際資格)を取得しております。情報を扱うサービスだからこそ、お客様の大切な情報を高い情報管理手法に則りお預かりいたします。