記事番号:T00000119
● 女性の変化2
前回は「台湾の10年間の移り変わり」を女性の容姿面からご紹介しましたが、今回は行動面から10年間の移り変わりを比較してゆきます。
● 行動関連
この10年で感じる女性の行動の変化は「全体的に品が良くなった」(昔と比べてという意味です)といえるのではないでしょうか?
・公共の交通機関で食事をしている人を見かけなくなった。
以前は公共の交通機関(バス、鉄道)でニンニクの匂いをプンプンさせて食事している女性(なぜか男性は少なかった)をよく見かけましたが、MRT開通以来、食事をしている女性はほとんど、見かけなくなりました。
逆に最近は日本へ帰った時に公共の交通機関で食事をしていたり化粧をしている女性を見かけるようになり、残念です。
・ 女性同士でお酒を飲む人がいるようになった。
台湾の女性は飲酒に対する嫌悪感が強く、「お酒を飲まない」「タバコを吸わない」男性は褒められます。(当然ながらお酒を飲まない男性はスナックやラウンジ等の女性からは嫌がられます)
以前はお洒落なBarは少なかったですが、最近はあちらこちらでよく見かけるようになりました。
その影響なのか、昔は「女性同士がBarでお酒を飲む」なんということは考えられなかったのですが、最近では女性同士でBarに来ている姿を見かけます。
・笑顔ができる人が増えてきた
台湾の方は日本人より喜怒哀楽がはっきりしているので、もともと笑う事は多かったのですが、「笑い顔」ではなく「笑顔」ができる人はあまりいませんでした。
私の中では「笑い顔」と「笑顔」の違いは「笑い顔」は楽しい時に笑っている顔で、「笑顔」は相手に良い印象を与える為に、楽しくない時でも微笑みを浮かべている状態と理解しています。
日本からいらしたばかりの方は今でも台湾人女性の笑顔は少ないと感じるでしょうが、昔から比べると大幅に進歩しています。
昔、ある企業でビジネスマナー研修をおこなった時、「台湾では男性に笑顔を見せると気があるのかと誤解されます」と言われた事がありましたが、流石に最近はその様な考えは無くなった様です。
・ 化粧する人が増えた
これも日本と比べるとまだ比率は少ないですが、以前は化粧をしている人はデパートの販売員と夜の世界でしか見かけない状況でした。
最近弊社の近所でランチをとっている女性の中で化粧していない人を探しましたが一人も見かけなく、あらためて台湾の女性は綺麗になったと感じた次第です。
ワイズコンサルティング 吉本康志