台湾10年間の移り変わり(生活編4)


2006年8月28日  コラム 台湾事情

台湾10年間の移り変わり(生活編4)

記事番号:T00000120


● 食生活の変化(食事編)

海外での苦労話しの一つに「食事」が挙げられますが、ありがたい事に台湾に住む我々は日本人として食事の苦労が少なくてすみます。

今の台北では、経済的に許せば、そこそこ美味しい日本食を毎日食べる事は可能です。

私の実家は北海道の網走なのですが、以前は帰国する度に「食事が美味しい」と感じていましたが、最近は以前ほど、そう思わなくなってきました。

例えば寿司を例にとっても網走の寿司は素材は良いのですが、調理技術はそれほど高くありません。

今なら台北の方が美味しい店もあり、実家に帰っても以前ほど食事で感動する事はなくなってきています。

今回は、我々の生活にとって重要な食生活の移り変わりについてご紹介してゆきます。

● 水餃子と牛肉麺はどこに?

私が台湾に来た頃は、どこへ行っても水餃子や牛肉麺の店があり、たいへんお世話になったものです。

水餃子は熱さの厳しい台湾で、食欲の無いときでもさっぱりとしていますし、牛肉麺は最初はなれませんが、癖になると病みつきになり、冬の寒い日等は毎日食べた想い出があります。

寒い日が続いた有る時期、無性に牛肉麺が食べたくなり、先日の昼休みに会社の周りを社員と探しまわりましたが、どこにも無くなっていました。

4~5年前までは、会社の側にもたくさん牛肉麺店があったのですが、現在はタイ料理やイタリア料理に変わってしまい寂しい思いをしました。

台北でも東区以外に行けばまだ牛肉麺や水餃子の店はあるものの、職人がつくる本格的な店は急速に少なくなってきています。

貴重な食文化ですので、「餃子博物館」や「牛肉麺博物館」という形で残してくれれば、観光名所にもなり、技術も継承されるのにと思います。

●牛肉を食べない彼女達

台湾で仏教を信じる人は牛肉を食べない人がいます。

最近の若い人達はステーキでも焼き肉でもOKですが、以前は牛肉を食べない女性が結構な割合でいました。

台湾のお寺に行くとわかりますが、お参りしている人達は圧倒的に女性の割合が多く、従って牛肉を食べない人の割合も女性の方が多いのです。

6年前に台中で焼き肉屋を経営していた事があります。

その頃台北では焼き肉はポピュラーな食べ物でしたが、台中では希少な食べ物であり、その頃女性が来られる店にする為に大変苦労した想い出があります。

私の周りの女性達(家内、社員、友達等)は古風な人が多いのか、牛肉を食べない人ばかりで、ここ数年、悲しい事にステーキや焼き肉は男性と食べた想い出しかありません。

いつかは、女性とステーキや高級鉄板焼きで牛肉を食べながら赤ワインで乾杯(台湾式のカンペイではない)したいものです。
 
ワイズコンサルティング 吉本康志

台湾経営マニュアル台湾駐在員編

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