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コンサルタントの起業失敗談(その8)


コラム 経営 台湾事情 作成日:2006年8月28日

台湾経営マニュアル 起業失敗談

コンサルタントの起業失敗談(その8)

記事番号:T00000068


● 経営と麻雀の類似点

最近はもう何年も麻雀をしていないのですが、学生時代は雀荘に入り浸りになっていました(頃もあった?)。

その頃の私の麻雀は「大負けはしないが大勝ちもしない」タイプでした。

大勝ちする友達のやり方を後ろから見ていると、両面待ちができるにも関わらず、あと一枚しかない「間チャン待ち」でリーチを掛けて一発でツモる。

私はいつも「ラッキーな奴」と思っていたが、当時の私には絶対にこのような打ち方はできなかったのです。

どうしてかというと、「確率や理屈を重視していたから」です。

麻雀にツキの流れがあるのは知っていたのですが、どうしてもここ一番という時には「確率や理屈」を優先してしまうのです。

「確率や理屈」を重視している人と「ツキの流れ」を重視している人では後者の方がトータルでは勝つ(ような気がする)が、常勝するには、「確率や理屈とツキの流れ」の両方を身につけなければなりません。

経営も同じで、「理論」を重視する人よりも「ツキの流れ」を重視する人のほうが最初は上手くゆくが、会社を大きくしようと思ったら両方が不可欠なのです。

● 麻雀の教訓

会社が経営危機になっていた頃、友達の経営者(日本人)に誘われて麻雀をすることになった。

手持ちがあまり無かったし、麻雀も何年もしていなかったので気乗りしなかったが、「気分転換に」と強く誘われてやることにした。

麻雀は別の日本人経営者の家で、経営者同士四人ほど集まっておこなった。

その日は何故かとてもツイていて、半チャン四回は全て私が僅差でトップをとっていた。

五回目もオーラスまでトップだったが、友達に振り込み二位になり、その後は二位が続き、最終的にはトータルでも二位に終わってしまった…

帰りのタクシーの中で友達が、「君の麻雀は経営と同じで、理屈しか考えていない」と教えられた。

五回目のオーラスで振り込んだ形は、友達が「6/7/9」と持っていて「6」を手出しで切ったところへ、私がラス牌の「8」を振り込んだのだ。

「君は、今日ツイていた。ツキの流れを変えるために、君の「8」を狙っていたのだよ。あれからツキの流れは変わってしまったのに、君の打ち方はツイている時もツイていない時も変わらない。」

確かにこの友達は忙しい時には何日も徹夜で仕事をしているが、仕事の無い時には海外旅行へ行ったり、毎日ゴルフをしたりメリハリがある生活を送っている。

ツイていない時には気分転換をして、楽しむことにより気分を前向きにし、ツキを引き込んでいるのだった。

今日、強引に麻雀に誘われた理由がやっとわかった…

● 失敗しない為の教訓

「ツキの流れを感じ、ツキを呼び込む方法をとることが大切」
 
ワイズコンサルティング 吉本康志

台湾経営マニュアル起業失敗談

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